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(中文版:【日本原版书拆书】最小化思考法(中文版) - 神吉kanki的文章 - 知乎 https://zhuanlan.zhihu.com/p/356280833)
舛添前東京都知事のいわゆる「公私混同疑惑」。
「辞めろ、辞めろ!」の大合唱で辞任に追い込んだと思ったら、今度は「知事選に50億円も税金が使われるじゃないか!」と怒りが収まらない人も多いようです。
しかしその一方で、50億円プラス各候補者の選挙資金が市場にばらまかれるこのイベントをビジネスチャンスと捉えて既に走り出している人たちも。選挙グッズにポスターやチラシの印刷、運動員のTシャツにお弁当など、探せば商売のネタはいくらでも見つかります。同じニュースを見ていても、人によってリアクションがこれだけ違うのです。
仕事で成果を出せる人と、いつまでもくすぶっている人の差を、「ミニマル思考世界一単純な問題解決のルール」(かんき出版)などの著書を持つ鈴木鋭智が解説します。
01
作者简介
鈴木 鋭智
株式会社キャリア・サポート・セミナー顧問講師。ロジカルコミュニケーション・コンサルタント。1969年青森県生まれ。東北大学大学院文学研究科修士課程修了(認知心理学専攻)。
大手予備校講師時代、小論文を「文章表現ではなく問題解決能力の試験」と再定義することによって合格率を倍増。その過程で「ミニマルシンキング」「3Dの法則」など独自の論理思考メソッドを開発する。そのノウハウをまとめた受験参考書『何を書けばいいかわからない人のための小論文のオキテ55』(KADOKAWA)はロングセラーとなり、台湾ではビジネス書として翻訳出版される。
現在は企業研修やビジネスセミナーにおいて「ロジカルな話し方、書き方、議論の仕方」を指導する。
02
判断基準は実利・実害があるかないか
もちろん「お金儲けがすべて」というわけではありません。たとえば「よりよい都政を作ろう」と行動を起こす人もいるでしょう。しかし合理的な人であれば、たかだか数十万円の領収書で辞任に追い込む前に、舛添氏の実務能力や知事就任以来の実績も踏まえたプラス・マイナスで知事としての資質を評価するはずです。いずれにせよ「悪者」を叩いて溜飲を下げるだけでは何も生み出されることはありません。
仕事で成果を出す人というのは、そもそも「成果につながる問題意識」を持っているもの。一方、成果を出せずにくすぶっている人は「ムダな問題意識」に振り回されていることが多いものです。
正義感、不公平感、被害者意識、好き嫌い、不安、憶測……。私たちの頭の中にはさまざまな「想念」が散らかっています。この「頭の中のガラクタ」こそが人間の合理的思考を妨げる原因。正義感も不公平感も「自分はこう感じる」という主観に過ぎません。立場が変われば別の感じ方もあり得ます。
これに対し、成果を出せる人の判断基準は「実利・実害があるかないか」だけ。非常にシンプルです。彼らは正義感や好き嫌いなどの「実害のない、単なる主観」は捨てて、実利・実害のある問題だけにフォーカスする。だからムダな議論で空回りすることなく、成果を出すことができるのです。
こんなケースがあります。若手社員が自社のウェブサイトに不満を感じ、「もっと洗練されたデザインにするべきだ」「こんなサービスも加えるべきだ」と上司に提案したのに聞き入れてもらえない。その結果「うちの上司は頭が固い」「なんで俺の企画が通らないんだ」と拗ねてしまう。
この場合、上司としては「狙った客層に届いて、それなりの売り上げが出ていれば、ダサいデザインでも変える必要がない」という判断かも知れません。上司は「実際に売れているかどうか」という事実を見ているのに対し、若手社員は「自分の理想」「自分のセンス」「『お客様が喜ぶはずだ』という憶測」に固執してしまっているわけです。
もしこの若手社員が自分の理想やセンスで自社サイトのデザインを変えたいのであれば、そして自分のアイデアに自信があるのであれば、「このデザインの方がこんな客層からのアクセスが何パーセント増える」という「事実」をプチ実験するなり文献を探すなりして示せばいいのです。実利があると分かれば上司も動くかもしれません。
職場でくすぶっている人、頑張っているのに報われないと不満を持つ人は価値観や感情が先に立ってしまっていることが多いものです。そこから抜け出して成果を出すためには「実利・実害にかかわる問題以外は考えない」くらいの割り切りが必要です。
03
「不謹慎狩り」と「傷つきやすい人」の思考回路
災害など不幸な出来事があるたびにネットで話題になる「不謹慎」という感情も「実害のないムダな問題意識」の一つです。
たまたま世界のどこかで災害があったときに誕生パーティーの写真を投稿したとしても、それで誰かに「実害」があったわけではありません。「不謹慎」の正体とは、当事者でもない人が「これを見たら誰かが傷つくかもしれない」と気を揉んでいる憶測に過ぎないのです。
一方、成果を出せる人は「被災地に足りないものは何か、自分にできることは何か」という事実に目を向けてさっさと行動しているものです。
憶測で騒ぎ立てる癖をなくすためには、「誰にどんな実害があったの?」と過去形で問い直してみるといいでしょう。「どんな実害がありそうか」という未来形ではありません。実際に起きた事実は過去形で語れるはず。それができなければ単なる憶測に過ぎないのです。
たとえ善意であっても、憶測でものを言う人は職場や社会をかき乱して迷惑をかけがちです。また、中には反対に憶測の負のパワーを自分に向けてしまい、苦しむ人も少なくありません。
「いりません。結構です」
営業や販売、テレアポの仕事は断られることの方が多いものです。しかしここで、相手の言葉の裏にある意図を憶測で補ってしまう人がいます。
(おまえの話なんか聞きたくないよ)
(変なモノ売りつけに来やがって)
(今度来たら、警察呼ぶわよ!)
実際にはそんなこと言われていないのに「そう思われているんじゃないか」と勝手に想像し、一人で罪悪感と屈辱感を背負ってしまうのです。こうなると一度断られた訪問先には怖くて二度と行けません。これが営業や訪問販売で心が折れてしまう人の思考回路です。
これに対して、いわゆる営業の達人たちには共通点があります。それは「相手の言葉を文字通りにしか受け取らない」という単純思考。「いらない」というのは「いまは必要ない」という説明であって、自分に対する否定ではないのです。次に訪問したら事情が変わっていて買ってくれるかもしれません。だからケロッとして何度でも訪問できるのです。
相手の言葉に「自分への否定」を感じてしまうのは営業職に限りません。
「この部分、こういう問題があるので訂正してください」
書類でも作品でもサービスでも、上司やクライアントから修正・訂正を求められることはよくあります。理由が自分のミスのこともあれば、先方の事情ということもあるでしょう。しかしここでも相手の意図を憶測で補ってしまう人がいます。
(君には失望したよ)
(こんなこともできないなんて)
(次はもう仕事回さないから)
いえいえ、言われた事実はあくまでも「直してほしい」という「要望、リクエスト」だけです。それをわざわざ「自分への批判」と曲解していたら修正作業に集中できません。
実際、下請けや孫請けなど業務請負の構造が複雑になってくると、自分に修正・訂正を求めてきた担当者は単に上からの指示を伝言しているだけ、ということも多いものです。そうなるとなおさら目の前の人の言葉の意図を勘ぐって気を揉むのはムダなこと。伝えられた事実だけを受け取りましょう。「直してほしい」は「クレーム」ではなく単なる「リクエスト」です。
04
ミニマル思考でストレスを寄せ付けない
「相手の言葉の裏を勘ぐるな」というのは「相手の気持ちを察する」という古来のコミュニケーション・マナーに反しているように見えるでしょう。たしかに他人の気持ちを「察する」ことは日本人の美徳だったかもしれませんが、それは日本の会社が同質社会だった時代の話に過ぎません。
もはや仕事関係者の国籍がみんな違う時代です。アウトソーシングが増えると「社風」は通用しません。正社員と契約社員では仕事へのコミットの仕方が異なります。このように共通項のない人どうしのコミュニケーションで最も重要になるのは「事実を正確に伝えること」そして「事実だけを淡々と受けとること」。「察すること」「空気を読むこと」に依存してはいけないのです。
いま日本では労働者の8人に1人が心を病んで退職するといわれています。人員も予算も削られて効率ばかりが求められるギスギスした時代、ビジネスパーソンにとって大切なのは「ノルマを達成すること」よりも「ストレスから自分の身を守ること」です。
そのためにも、「成果につながらないムダな問題意識」で怒ったり悩んだりするのをやめましょう。正義感、不公平感、被害者意識、好き嫌い、犯人探し、不安、憶測、後悔……これらの「ガラクタ」を頭の中から削ぎ落とすことができれば、それだけでムダな議論に時間を奪われることがなくなります。的外れな仕事をして周りに迷惑をかけることもなくなります。言葉の裏を勘ぐって人間関係に苦しむこともなくなります。
そして、実利と実害につながる問題だけに目を向ける。これが成果を出す人の考え方です。チャンスをいち早く捉える人、問題にいち早く対処できる人というのは何も複雑な論理思考を展開しているわけではありません。ムダな問題意識を捨て、考えることを最小限(ミニマル)に絞れば、物事の本質がよく見えるようになるでしょう。
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