写在前面:本文的原文引用部分有可能涉及部分核心内容,可能会影响阅读体验,请酌情阅读本文(无泄底);其实我读完这个系列的第一部之后...
写在前面:本文的原文引用部分有可能涉及部分核心内容,可能会影响阅读体验,请酌情阅读本文(无泄底);
其实我读完这个系列的第一部之后是没有什么特殊感觉的。抛开明神凛音瞬间知道真相的天启能力引发的特殊推理不谈,这个系列的第一本在模式上就是古典部般的校园恋爱喜剧加日常之谜——这类模式除了古典部之外我都是不抱有太大好感的。而且第一本很多部分都还挺微妙的,总之就是不太能欣赏来,鉴于这不是第一部的书评就不多说了。第二部第一篇在我看来模式也无限接近于第一部,所以说这篇书评只针对第二部第二篇《一年七組とたった一人の正直者》。
先简单做个人物介绍:
伊吕波透矢 男主角,志愿律师的侦探役
明神凛音 拥有“天启”能力,可以瞬间知道真相
红峰亚衣 透矢和凛音的同学
明神芙蓉 明神凛音的姐姐,学生辅导员
还有一位多少涉及剧透但是会提到的重要角色,用A代指。
在《一年七組とたった一人の正直者》这篇的开头就进入了恋爱喜剧定番海边合宿回。说到恋爱喜剧,这个系列的恋爱线总给我一种非常熟悉的感觉,后来意识到是和春物在某些设定上有点相似:女二都是元气娘(和败犬),女主角都有疑似站在对立面但是其实有在为妹妹着想的姐姐。不过不同之处在于芙蓉与透矢各种意义上的对立都要更尖锐一些,明神芙蓉可谓是威力加强版雪之下阳乃。这里暂时先不提芙蓉,将重点放在红峰亚衣上:她从初登场以来看起来就是大概连if线都不会有的标准败犬。甚至连她自己都很清楚这点——在第二章的事件发生、明神的“天启”被指出漏洞、明神和透矢产生矛盾后,她是这么想的:
あたしは、透矢と明神さんの間にあったすべてのことを知ってるわけじゃない。透矢が何をそんなに悔しがっているのか、何にそんなに怒っているのか、正確にはわからない。 だけど、このままじゃダメだということはわかる。 このままだと、透矢と明神さんは、二度と元通りには戻れない。あたしが友達とするような喧嘩とはレベルが違う。透矢も明神さんも、どっちも真面目で、頑固で、どうしても譲れないものがあって──生き方が定まっていて。だから、それが食い違ってしまった相手のことは、きっと一生認められない。 あんなに、通じ合っていた二人だったのに。 あたしが、入り込む隙なんかないくらい── ──でも、このままにしておけば? 心臓が鳴った。——————————————————————————————————初めて明神さんが名前を呼んでくれたときの、声が。 忘れるはずがなかった。 明神さんのことはいけ好かない。根本的に性格が合わない。そう思っていたのに、あの瞬間、仲良くなれる気がしてしまった。 あたしがスマホの使い方を教えると、明神さんは少し嬉しそうにLINEの画面を眺めていた。 あたしが先に透矢の質問に答えると、明神さんは悔しそうに唇を尖らせた。 彼女は高嶺の花でもなければ孤高の美少女でもない。ただの女の子だ。少し生きづらい性格に生まれてしまっただけの女の子だ。 何の謂れもない。 誰にも理解されないまま生きていかなきゃいけない理由なんて、きっと、どこにもありはしないんだ。 …………ああ…………。 知らなかった。———————————————————————————————————わかってなかった。 あたしが……こんなに、損な性格をしてるなんて。 そう。確かにあたしは、透矢のことが好きだよ。自分でもびっくりするくらい好きだよ。いつでも一緒にいたいし、抱き締めてほしいし、キスしてほしいし、身体に触れてほしい。透矢でエロい妄想をしない日なんて、もう一日もないよ。 ──だけど、それってそんなに重要? 初めて名前を呼ばれた瞬間とか、嬉しそうに微笑む顔とか、ああいうのを全部捨てて、台無しにしてもいいくらい、重要なこと? そう思ったら、もうダメだ。 もう、ズルいことをしようなんて、考えられなくなっちゃった。 三ヶ月前、机のひどい落書きを自分で消しているとき、みじめな気持ちでいっぱいだった。 自分の小ささが、卑怯さが、嫌で嫌で仕方がなかった。 泣く権利なんてなかった。明神さんのほうがみじめな思いをしたんだから、あたしが涙を流すことなんてできるわけもなかった。 何度も思った。 もし、あたしに。 周りの空気を読まず、場の流れにおもねらず、あたしの前に飛び出してきた──透矢みたいな、勇気があったら。 あんな気持ちはもう嫌だ。 あんな自分はもう嫌だ。 だから────ああ、そうだよ。そうだった。 それが、あたしにとって一番重要な、あたしの真実だったん自己对透矢的感情也好、透矢和明神超越一般恋爱关系的关系也好,红峰都相当清楚。我本来就是败犬控,看完这一段很难不厨上红峰;至于在
紅ヶ峰は赤らんだ顔のまま、花咲くように微笑んだ。「好きな人には、カッコよくいてほしいでしょ?」「……、え?」之后,透矢枕在红峰的膝枕上完成了帮助明神的推理后,红峰在后续的戏份就很惨淡了,工具人实惨。
然后是明神凛音的部分。这一章中明神凛音经历了两次败北——准确点说是天启结果中出现了纰漏。在最后与透矢一起和A进行正面对决时,二人共同推理出了真相——这是我尤其喜欢这一篇的地方,即将必要的特殊推理和主角的成长同时进行。明神因为自身能力的原因,对自己的推理结果是抱有绝对信任的——不如说,她必须认为自己是绝对正确的。在第一卷中就已经表现得很清楚了,明神只知道结果而不知道自己推理的过程,因此需要透矢推理出她如何推理,即需要证据;也正因如此,她被指出结果存在问题时产生了极大的动摇。这个动摇并不是对自己产生了质疑——她相信【真実とは私だ。私とは真実だ。】——而是因为透矢的不信任。如果透矢也认为她的天启有误而不信任她,那么她或许会回到第一卷二人相遇前的状况。所幸透矢被红峰安慰后及时赶到,二人开始了最终章的推理。这段推理是这个系列目前最为精彩的一段推理:回收了前文多视角叙述中的伏线,并补全了推理过程上的纰漏,顺利说明了本章开头人物表中的“35人说谎”的状况。明神也在本次推理中有了明显的成长,可以说是只有红峰受伤的世界完成了。
不过纸城的所有书在最后都会有一些我看来比较诡异的部分,比如上次的定番推倒、这次的比基尼明神和透矢月夜海滩散步等,余味很奇怪,我还是更喜欢红峰一些。第三部也许可以期待芙蓉和A的发挥;芙蓉在这一部里提出了凛音天启能力的极限,下一部或许会从这一点展开;A大概也不会就此罢休:
「僕も、お前みたいにはならない」 据わった目を正面から見返して、僕は切り返す。「なれないし、なりたくもない。何度でも邪魔をする。何度でも否定する。きっと一生涯、お前のやることを認めないし、理解しない」「……いいね」 あはっと、和花暮は小さく笑った。「わたしたち、両想いだ」 そうして、僕と和花暮諏由は別れた。横向对比最近看的某些恋爱喜剧,这个系列的观感还是比较舒适的,虽然心疼败犬但是至少女主角没有一开始就拉满好感度;青春与推理可以有这样高的结合度在大量同类作品里算是难能可贵,纸城一开始就清楚所写的是非日常、超常的主角侦探的超常的恋爱喜剧与推理,因此也没有像■■一样明明在写超常却刻意写一些很违和的日常,这一点也很不错;不过我坚决反对将这种“只是没死人”的推理统一称为日常推理,这个系列明显已经不能再认为是日常推理了。
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